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※コチラは私のお手紙屋さんへの想いを書いただけなので、購入しないようにお願いします。
よく、
「なんでお手紙屋さんをやろうと思ったんですか?」
と聞かれます。
あまり楽しい話ではないけれど、この場所で説明させてもらいます。
シンプルに言えば、
『助けたいと思った人がいたから』
です。
ココから先は重い内容になってしまいますが・・・
私は28歳の時に東京の池袋にある広告会社に勤めていました。
ある日、西池袋の自宅から会社まで徒歩で通勤中、
「パーン!!」
という音が私のスグ後ろで鳴りました。とっても高音です。
ビックリして後ろを振り返ると、20歳前後の女性がうつ伏せで倒れていました。
頭からは血が出ています。顔は私の方を向いていました。
スグに自殺だと分かりました。
ビルの非常階段から飛び降りたんだと思います。
何をしたらいいか分からなかったし、どこに電話すればいいのかも分からないぐらいパニックになりました。ただ一つ分かったのは『この子がもう助からない』という事だけ。
その損傷具合を見れば一目瞭然でした。
人通りのある場所だったので、向かいを歩いていた方が電話をして救急車を呼んでくれました。
その日から一週間ぐらい、夜になるとあの子の事を考えて眠れなくなり、
精神的にもガタガタになりました。
『どうやったらあの子を助けられたんだろう』
『僕が空を見て歩いていたら早く気づいて止める事ができたかな』
『あの子が非常階段の上から下を見た時に僕がスキップでもして通勤していたら人生捨てたもんじゃないなって思ったかな』
『あの子の最後の景色には僕がいたんだろうな』
『僕に当たらないように飛び降りてくれたのかな。だとしたら最後の優しさを僕が受けたのかな』
とか考えていました。
今となってはもう助ける事はできないので、
『今後どうやったらああゆう人を救う事ができるだろう?』
『もっと悩みが小さい段階で消化しないとダメかもな』
そう考えた時に、昔からお手紙の温かさや良さは何となく感覚的に実感していて、お手紙でしか伝わらない事がある事も分かっていたので、
『お手紙で助けられないかな・・・』
と思ったんです。
そこから色々と試行錯誤をして、今の形になりました。
だから私は今こうやって【お手紙屋さん】をやっています。
そう簡単にやめる訳にはいかないんです。全然助けられていないんで。
・・・これが、私がこのお仕事を始め、そして続けている理由です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
もし自分にこのサービスが必要ないと思ったとしても、もし周りに必要としていそうな人がいたら紹介していただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
追伸
写真に関しては、私の顔が写っていない中で一番男前な写真にさせてもらいました。どうもすみません。
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